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古文単語「おもふどち/思ふどち」の意味・解説【名詞】

著者名: 走るメロス
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おもふどち/思ふどち

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※「おもひどち」とも。
名詞

意味1

気の合った仲間同士、仲間

[出典]万葉集
「梅の花今盛りなり思ふどちかざしにしてな今盛りなり」

[訳]:梅の花は今が盛りです。気の合った仲間同士、髪飾りにし(て楽しみ)ましょう。今が盛りです。


意味2

思いを寄せ合う者同士、あるひとりに思われている者同士

[出典]桐壺 源氏物語
「上も、限りなき御思ひどちにて...」

[訳]:帝も、(源氏の君と藤壺のお二人は)この上なく思いをお寄せ合いになる者同士であるので...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
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