よみかく/詠み掛く/読み掛く
このテキストでは、カ行下二段活用の動詞「
よみかく/詠み掛く/読み掛く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
カ行下二段活用
未然形 | よみかけ |
連用形 | よみかけ |
終止形 | よみかく |
連体形 | よみかくる |
已然形 | よみかくれ |
命令形 | よみかけよ |
■意味1:他動詞
歌を詠んで贈りそれに対して返歌を求める。
[出典]:
大江山の歌 十訓抄
「...と
詠みかけけり。」
[訳]:...と
詠んで返歌を求めた。
■意味2:他動詞
読んで聞かせる、(呪文などを)唱える。
[出典]:今昔物語
「その所に船を浮かべて、海の上に物を書きて、物をよみかけて...」
[訳]:その場所に船を浮かべて、海の上に物を書いて、呪文を唱えて...