2次関数の頂点の求め方
「2次関数のグラフを描け」という問題がでてきたときに、まずやらなければならないことは
グラフの頂点の座標を求めることです。ここではその頂点の求め方について説明します。
y=x²+4x+6
という2次関数があったとしましょう。
関数の式を変形する
頂点を求めるにはまず、与えられた2次関数の式を
y=a (x+b)² +c
の形にすることから始めます。因数分解のようにキレイな形にする必要はありません。汚くても
y=a (x+b)² +c
の形にします。今回の
y=x²+4x+8は、
y=x²+4x+8=x²+4x+4+4=(x+2)²+4
と変形することができます。
このとき「
(x+2)」と「
+4」に注目です。これは、
頂点を原点(0,0)からx軸のマイナス方向に「2」、y軸のプラスの方向に4動かしたということを意味しています。xの値に注意です。
(x+2)で、マイナス方向に2動かしています
+2だからといって、+の方向に2動かさないよう気をつけてください
つまり
y=(x+2)²+4は、
(-2、4)を頂点とする下向きに凸な放射線を描くということになります。
頂点の座標を求める場合、無理にでも
y=a (x+b)² +c
の形にできるかが、解法への近道です。