ゆるびもていく/緩びもて行く
このテキストでは、古文単語「
ゆるびもていく/緩びもて行く」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
連語
「ゆるびもていく」は、バ行四段活用の動詞「ゆるぶ」の連用形とカ行四段活用の動詞「もていく」の終止形がくっついた連語。
■意味
だんだんとやわらいでいく、次第に緩んでいく。
[出典]:
枕草子 清少納言
「昼になりて、ぬるく
ゆるびもていけば、火桶の火も、白き灰がちになりてわろし。」
[訳]:昼になって、生暖かく(寒さが)
だんだんとやわらいでいくと、火桶に入った炭火も白い灰が多くなっているのは(見た目が)よくない。