はじめに
ここでは、現代語ではあまり使われなくなったことばを中心にまとめています。
言葉 | 意味 | 使い方 | 訳 |
あらまほし | 理想的だ | 何事にも先達はあらまほしき | 何事においても先生となる人はいてほしい |
いと | とても・非常に | いとをかし | とても趣がある |
いみじ | 甚だしい(プラスにもマイナスの意味にもなります) | いみじき絵師 | 優れた絵師 |
おぼゆ | 思われる | ~とおぼゆる事あれど | ~と思われることがあるが |
げに | 実に・本当に | げに、さし向ひて見むほどは | 実に、向い合って暮らすには |
さらなり | 言うまでもない | 夏は夜。月のころはさらなり・・・ | 夏は夜がいい。月が出る時間帯は言うまでもなく・・・ |
つきづきし | 似つかわしい・ふさわしい | いとつきづきし | とても似付かわしい |
つとめて | 早朝 | 冬の頃はつとめて。 | 冬の時期は早朝(がいい)。 |
つれづれなり | することがなく退屈だ | つれづれなるまゝに | 手持ち無沙汰なので |
やむごとなし | 並々ではない | やむごとなきことあり | 並々ではないことがあった |
ゆかし | 知りたい | 中将 わりなく ゆかしがれば、 | 中将がむやみやたらに見たがる(知りたがる)ので |