指数関数を含んだ不等式の計算
前々回、
前回のテキストでは、
を満たすxの範囲を考えながら、指数関数を含んだ不等式の解き方の基本を説明しました。今回は、試験でよく出題される応用の形をみていきましょう。
問題1
この式を満たすxの範囲を求めなさい。
ステップ1:底をそろえる
まずは両辺の指数を含んだ項の底(てい)をそろえましょう。
なので、与えられた式は
と変形できます。
ステップ2:底が1より大きいか小さいかをみる
次に、底が1よりも大きいか小さいかをチェックします。この式の底は"2"、で1よりも大きいので、
あとはこの不等式を解くだけです。