指数の計算法則
このテキストは、数学Ⅰで学習した指数計算の復習ができる内容になっています。全部で5パターンあります。
これだけはおさえておかなければダメ!という5つですので、忘れている人はしっかりと復習しておきましょう。
パターン1
まずはこの問題です。
2の3乗×2の2乗。
計算方法は2通りあります。1つは(2×2×2)×(2×2)と乗数をばらして計算する方法。そしてもう1つは、公式を用いて計算する方法です。
今回のように、ばらしても(2×2×2)×(2×2)と簡単に計算できる場合はいいですが、数が大きくなるとばらして計算するのも大変になります。そのようなときに便利なのが、指数の公式です。
この公式に基づいて先ほどの問題を計算すると
となります。
パターン2
2つめはこの問題です。
3の2乗の2乗。
計算方法は2通りあります。1つは、カッコの中の3の2乗を先に計算し、「(3×3)=9」。これをさらに2乗して「9×9=81」とする方法。
そしてもう1つは、公式を用いて計算する方法です。
この公式に基づいて先ほどの問題を計算すると
となります。
指数を足すんだったっけ?それともかけるんだったっけ?と悩むことがないよう、そしてパターン1とパターン2を混同しないように、しっかり覚えましょう。
パターン3
3つ目はこの問題です。
計算方法は2通りあります。もうみなさん予想がつくでしょう。1つはカッコの中の(2×3)を先に計算し、「(2×3)=6」、それを2乗する「6×6=36」とする方法。
そしてもう1つは、公式を用いて計算する方法です。
この公式に基づいて先ほどの問題を計算すると
となります。
今回に限っては、公式を用いない方が計算しやすいかもしれませんね。
パターン4
4つ目はこの問題です。
計算方法は2通りです。3の4乗と3の3乗を計算してから割り算をする方法。
「(3×3×3×3)÷(3×3×3)=3」
そしてもう1つは、公式を用いて計算する方法です。
これ系の計算問題は絶対に公式を用いた方が楽なので、覚えておいて損はないです。
この公式に基づいて先ほどの問題を計算すると
となります。
パターン5
最後です。5つ目はこの問題です。
公式を用いて計算する方法を紹介します。
この公式に基づいて先ほどの問題を計算すると
となります。
まとめ
以上、数学Ⅰで学習する指数の計算法則の復習でした。