「馬の頭なる翁つかうまつれり」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き
原文
昔、水無瀬に
通ひ給ひし惟喬親王(これたかのみこ)、例の狩りしに
おはします供に、 馬の頭なる翁
つかうまつれり。
現代語訳・口語訳・意味
昔、水無瀬(の離宮)に通いなさった惟喬親王が、いつものように狩りをしにお出かけになる供に、
馬の頭である老人がお仕え申し上げた。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| 馬の頭 | 名詞 | ー |
| なる | 断定の助動詞「なり」の連体形 | ー |
| 翁 | 名詞 | ー |
| つかうまつれ | ラ行四段活用「つかうまつる」の已然形 | 謙譲語:作者→惟喬親王 |
| り。 | 完了の助動詞「り」の終止形 | ー |
主な出典
【伊勢物語「小野の雪」】
昔、水無瀬に通ひ給ひし惟喬親王(これたかのみこ)、例の狩りしにおはします供に、 馬の頭なる翁つかうまつれり。日ごろ経て、宮に帰り給うけり。 御送りして、とく往(い)なむと思ふに、大御酒給ひ、禄給はむとて、つかはさざりけり。