はじめに
このテキストでは、
古今和歌集で詠まれている「
冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ」という歌について説明していきます。
原文
冬ながら空より花の散りくるは雲のあなたは春にやあるらむ
現代語訳(口語訳)
冬なのに空から花が降ってくるのは、雲の向こう側は春なのだろうか。
解説・鑑賞のしかた
降っている雪を白い花と見立てて、春への憧れを詠んだ歌です。
単語
品詞分解
※名詞は省略してあります。
冬 | ー |
ながら | 接続助詞 |
空 | ー |
より | 格助詞 |
花 | ー |
の | 格助詞 |
散りくる | カ行変格活用・連体形 |
は | 係助詞 |
雲 | ー |
の | 格助詞 |
あなた | 代名詞 |
は | 係助詞 |
春 | ー |
に | 断定の助走し・連用形 |
や | 疑問の係助詞 |
ある | ほ助動詞・ラ行変格活用・連体形 |
らむ | 現在推量の助動詞・連体形 |