新規登録 ログイン

9_80 ことば / 単語

古文単語「せまる/迫る/逼る」の意味・解説【ラ行四段活用】

著者名: 走るメロス
Text_level_1
マイリストに追加
せまる/迫る/逼る

ALT

ラ行四段活用

未然形せまら
連用形せまり
終止形せまる
連体形せまる
已然形せまれ
命令形せまれ


意味1:自動詞

(空間的/時間的に)
近づく、間隔が狭まる

[出典]世に従はん人は 徒然草
「死期はついでを待たず。死は前よりしも来らず、かねて後ろに迫れり。」

[訳]:死は必ずしも前からやってくるわけではなく、あらかじめ背後に近づいているのです。


意味2:自動詞

生活に困る、窮迫する、貧乏する

[出典]:少女 源氏物語
せまりたる大学の衆とて...」

[訳]貧乏している大学寮の学生だといって...


意味3:自動詞

狭くなる、いっぱいになる

[出典]:日本永代蔵
「借り蔵せまりて、置くべき方もなし。」

[訳]:借りた蔵もいっぱいになって、(米を)置くことができる場所もない。

Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 15,566 pt 
 役に立った数 1 pt 
 う〜ん数 1 pt 
 マイリスト数 0 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。