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9_80 ことば / 単語

古文単語「ゆきかふ/行き交ふ」の意味・解説【ハ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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ゆきかふ/行き交ふ

このテキストでは、ハ行四段活用の動詞「ゆきかふ/行き交ふ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

ハ行四段活用

未然形さそは
連用形さそひ
終止形さそふ
連体形さそふ
已然形さそへ
命令形さそへ


意味1:自動詞

行ったり来たりする、往来する

[出典]養和の飢饉 方丈記
「河原などには、馬・車の行き交ふ道だになし。」

[訳]:河原などには、馬や牛車の往来する道すらありません。


意味2:自動詞

巡りゆく、移りゆく、去ってはまたやって来る

[出典]漂泊の思い・旅立ち 奥の細道
「月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり。」

[訳]:月日は永遠に(終わることのない旅をする)旅人(のようなもの)であって、去ってはまたやって来る年もまた旅人(のようなもの)である。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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