さはる/障る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
さはる/障る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | さはら |
連用形 | さはり |
終止形 | さはる |
連体形 | さはる |
已然形 | さはれ |
命令形 | さはれ |
■意味1:自動詞
邪魔になる、妨げられる。
[出典]:桐壷 源氏物語
「月影ばかりぞ、八重葎にも障らず、差し入りたる。」
[訳]:月の光だけが、生い茂ったつる草にも妨げられないで、差し込んでいる。
■意味2:自動詞
不都合になる、都合が悪くなる、さしつかえる。
[出典]:
花は盛りに 徒然草
「
障ることありてまからで。」
[訳]:
さしつかえることがあって、(花見に)参りませんで。