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古文単語「さしつめひきつめ/差し詰め引き詰め」の意味・解説【連語】

著者名: 走るメロス
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さしつめひきつめ/差し詰め引き詰め

このテキストでは、古文単語「さしつめひきつめ/差し詰め引き詰め」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

成り立ち

動詞「さしつむ」の連用形と動詞「ひきつむ」の連用形が一語になったもの。
連語

意味

(矢を)
次から次へと弓につがえる様、続けて射る様

[出典]木曾最期 平家物語
「『日頃は音にも聞きつらん、今は目にも見給へ。木曽殿の御乳母子、今井四郎兼平、生年三十三にまかりなる。さる者ありとは鎌倉殿までも知ろし召されたるらんぞ。兼平討つて見参に入れよ。』とて、射残したる八筋の矢を、差し詰め引き詰め散々に射る。」

[訳]:「普段は(私のことを)噂でも聞いて知っているだろう、(そしてその私を)今は御覧あれ。木曽殿の乳母の子、今井四郎兼平、年は三十三になる。このような者がいることは鎌倉殿までもご存知であろう。兼平を討ち取って(頼朝に)お目にかけよ。」と言って、残した八本の矢を、次から次へと弓につがえて激しく射る。

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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