古墳文化
古墳文化とは
弥生時代の後期になると、日本各地で大規模な墳丘の墓が作られるようになりました。
古墳文化とは、4世紀から7世紀にかけて、大和政権の時代に壮大な
高塚式古墳や渡来人によってもたらされた技術、文字・仏教・儒教などをもとに栄えた文化のことです。
代表的な古墳
豪族の墳墓を
古墳と言い、3世紀後半から4世紀初頭に
瀬戸内沿岸から
近畿地方にかけて出現しました。
丘陵や盛土を用いて築かれた古墳を
高塚式古墳と言い、形によって
円墳・方墳・上円下方墳・前方後円墳・前方後方墳などに分類されます。
前方後方墳は規模が大きく、奈良県の箸墓古墳は前期古墳のなかで最も大きな古墳です。また、大阪府堺市の大仙陵古墳は、仁徳天皇陵ともいわれ、これまでに出現した日本最大の古墳となっています。
(仁徳天皇陵=大仙陵古墳)
主な古墳の一覧を以下に挙げます。
箸墓古墳 | 奈良県桜井市。前期古墳中で最大。 |
応神天皇陵 | 大阪府羽曳野市。5C初頭の大仙陵古墳に次ぐ前方後円墳。 |
仁徳天皇陵 | 大阪府堺市。大仙陵古墳。百舌鳥古墳群の中心。日本最大の古墳。 |
浦間茶臼山古墳 | 岡山市浦間。前期古墳として、中国地方最大。 |
造山古墳 | 岡山市高松。中期の前方後円墳。日本第4位。 |
天神山古墳 | 群馬県太田市。東日本1位。全国27位。 |
石塚山古墳 | 福岡県京都郡。前期古墳として九州地方最大。 |
五色塚古墳 | 神戸市垂水区。中期古墳。 |
男狭穂塚古墳 | 宮崎県西都市中期古墳。九州1位。全国25位。 |
岡田山一号墳 | 島根県松江市。前方後方墳。 |