新規登録 ログイン

17_80 原始・古代の社会・文化と東アジア / 弥生時代・古墳時代

弥生時代と縄文時代の比較・違い

著者名: 早稲男
Text_level_1
マイリストに追加
ここでは

弥生時代と縄文時代とで、何がどうかわったのかについて説明したいと思います。弥生時代の大きな特徴は、弥生土器稲作の発達金属器の使用などです。

【土器】

ALT

弥生時代の土器を弥生土器といいます。縄文土器に比べて色が明るく褐色です。
弥生土器の多くは壺の形をしています。これは、土器の用途が貯蔵であったためと考えられています。また、縄文土器に見られた縄や貝殻の模様はなくなり、デザインはシンプルなものに変化しています。(近年、模様の少ない縄文土器も発見されているようで、必ずしも弥生土器の特徴とはいえなくなっています。)

【稲作の発達】

縄文時代からすでに稲作という概念はあったと考えられていますが、渡来人が持ち込んだ水稲の技術鉄器のついた鍬(くわ)などの道具によって、この時代の稲作は急激に発達をしました。

【金属器の使用】

渡来人によってもちこまれた金属器の加工技術によって、当時の道具は一変しました。農耕作に使用していた木製の道具は鉄製のものに変化し、効率をあげたと言われています。また、槍や剣としても加工され、狩猟や戦いの道具としても用いられました。

【小国の分立】

弥生時代の遺跡郡から、石器の刺さった人骨や、ひじりの刺さった盾などが出土していることから、この時代から小国間の争い(戦争という概念)が始まったと言われています。争いの原因は、農地を拡大するため、可耕地や灌漑用水の利権の確保、余剰生産物の収穫などが挙げられています。

国が形成されたことで身分の差が生じ、貧富の格差が出てくることになります。



Related_title
もっと見る 

Keyword_title

Reference_title
『教科書 新日本史 改訂版』 山川出版
『教科書 詳解 日本史B』 三省堂

この科目でよく読まれている関連書籍

このテキストを評価してください。

※テキストの内容に関しては、ご自身の責任のもとご判断頂きますようお願い致します。

 

テキストの詳細
 閲覧数 51,824 pt 
 役に立った数 66 pt 
 う〜ん数 30 pt 
 マイリスト数 32 pt 

知りたいことを検索!

まとめ
このテキストのまとめは存在しません。