ド・モルガンの法則
ここでは、
ド・モルガンの法則を使う練習問題を一緒に解きながら、ド・モルガンの法則の理解を深めていきましょう。
練習問題
問題
U={1,2,3,4,5}を全体集合とするとき
集合A={1,3,5}
集合B={1,4}
のとき、
を求めなさい。
まずは、ベン図をかきます。
ベン図を上手くかけるかが、集合の問題を解く最大のポイントともいえるので、しっかりとかけるようにしておきましょう。
、つまり、"「Aじゃない」かつ「Bじゃない」"ですが、ベン図を見れば一目瞭然で
とわかるのですが、ここでは「ド・モルガンの法則を用いて求めよ」とのことなので、ド・モルガンの法則を使って解いていきます。
ド・モルガンの法則より
なので、まず「A∪B」を求めて、それに含まれていない範囲(
バー)を探すことから始めましょう。
"A∪B"ということは、「
AかBの最低でもどちらか一方に含まれている」ということなので、ベン図の色がかかった部分が"A∪B"となります。
さて、求めなければならないものは、
(「AまたはB」
じゃない)ですので、上図の色がかかったところ以外の部分が、
となります。ベン図にすると、次の色がかかった部分がそれです。
つまり
ド・モルガンの法則より
ド・モルガンの定理も、ベン図をうまく使うことで解決できる