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奥の細道『那須野』の品詞分解

著者名: 走るメロス
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テスト対策に!奥の細道『那須野』の品詞分解

このテキストでは、奥の細道の一節「那須野」(那須の黒羽と云所に知人あれば〜)の品詞分解を記しています。



現代語訳

奥の細道『那須野』わかりやすい現代語訳と解説


奥の細道とは

「月日は百代の過客にして、行き交ふ年もまた旅人なり。」で始まる一節で広く知られている奥の細道は、松尾芭蕉によって書かれました。江戸を出発し、東北地方、北陸地方を巡り岐阜の大垣までの道中の出来事を記した紀行文です。


品詞分解

※名詞は省略してあります。

那須の黒羽と云所に知人あれば、是より野越にかかりて、直道をゆかんとす。遥に一村を見かけて行くに、雨降日暮るる。

那須
格助詞
黒羽
格助詞
いふハ行四段活用「いふ」の連体形
格助詞
知るラ行四段活用「しる」の連体形
(※知人)(ー)
あれラ行変格活用「あり」の已然形
ば、接続助詞
これ代名詞
より格助詞
野越え
格助詞
かかりラ行四段活用「かかる」の連用形
て、接続助詞
直道
格助詞
行かカ行四段活用「ゆく」の未然形
意志の助動詞「む」の終止形
格助詞
す。サ行変格活用「す」の終止形
はるかにナリ活用の形容動詞「はるかなり」の連用形
一村
格助詞
見かけカ行下二段活用「みかく」の連用形
接続助詞
行くカ行四段活用「ゆく」の連体形
に、接続助詞
降りラ行四段活用「ふる」の連用形
暮るる。ラ行下二段活用「くる」の連体形



農夫の家に一夜をかりて、明ればまた野中を行く。そこに野飼いの馬あり。草刈るをのこになげきよれば、野夫といへどもさすがに情しらぬには非ず。

農夫
格助詞
格助詞
一夜
格助詞
かりラ行四段活用「かる」の連用形
て、接続助詞
明くれカ行下二段活用「あくる」の已然形
接続助詞
また副詞
野中
格助詞
行く。カ行四段活用「ゆく」の終止形
そこ代名詞
格助詞
野飼ひ
格助詞
あり。ラ行変格活用「あり」の終止形
刈るラ行四段活用「かる」の連体形
格助詞
なげきよれラ行四段活用「なげきよる」の已然形
ば、接続助詞
野夫
格助詞
いへども接続助詞。またはハ行四段活用「いふ」の已然形「いへ」+接続助詞「ども」
さすがに副詞
情け
知らラ行四段活用「しる」の未然形
打消の助動詞「ず」の連体形
断定の助動詞「なり」の連用形
係助詞
ラ行変格活用「あり」の未然形
ず。打消の助動詞「ず」の終止形




「いかがすべきや。されどもこの野は縦横にわかれて、うひうひしき旅人の道ふみたがえん、あやしう侍れば、此馬のとどまる所にて馬を返し給へ。」と、かしはべりぬ。

「いかが副詞
サ行変格活用「す」の終止形
べき適当の助動詞「べし」の連体形
や。終助詞
されども接続詞
代名詞
格助詞
係助詞
縦横
格助詞
わかれラ行下二段活用「わかる」の連用形
て、接続助詞
うひうひしきシク活用の形容詞「うひうひし」の連体形
旅人
格助詞
ふみたがへハ行下二段活用「ふみたがふ」の未然形
ん。推量の助動詞「む」の終止形
あやしうシク活用の形容詞「あやし」の連用形「あやしく」ののウ音便
侍れ丁寧の補助動詞・ラ行変格活用「はべり」の已然形
ば、接続助詞
代名詞
格助詞
格助詞
とどまるラ行四段活用「とどまる」の連体形
にて格助詞
格助詞
返しサ行四段活用「かへす」の連用形
給へ。」尊敬の補助動詞・ハ行四段活用「たまふ」の命令形
と、格助詞
貸しサ行四段活用「かす」の連用形
侍り丁寧の補助動詞・ラ行変格活用「はべり」の連用形
ぬ。完了の助動詞「ぬ」の終止形


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