おいばむ/老いばむ
このテキストでは、マ行四段活用の動詞「
おいばむ/老いばむ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
マ行四段活用
未然形 | おいばま |
連用形 | おいばみ |
終止形 | おいばむ |
連体形 | おいばむ |
已然形 | おいばめ |
命令形 | おいばめ |
■意味:自動詞
年寄りじみる、年寄りらしくなる。
[出典]:
にくきもの 枕草子
「
老いばみたる者こそ、火桶のはたに足をさへもたげて、もの言ふままに押しすりなどはすらめ。」
[訳]:
年寄りじみた者は、火桶の端に足までも持ち上げて、話をしながら(足を)こすったりなどしているのだろう。