不等式
400kgまで重さを計ることのできるはかりがあります。1つ30kgの荷物をX個載せたときに、はかりの針が振り切れました。このとき、はかりに載せることのできる荷物の数は最高で何個まででしょうか。
このような問題があったとしましょう。
30kgのおもりをX個載せたので、はかりに載っていた重さの重量は「
30Xkg」ということになります。
この重さがリミットの400kgを超えてしまったときの荷物の個数は、
30X≦400
を解くことで求めることができます。
X ≦13.3
ですので、このはかりは、重さ30kgの荷物を13.3個まで載せることができます。
13.3個というのは現実的にはありえませんので、13個まで載せることができるということです。
このように、
数量の間の大小関係を不等号を使って表した式を
不等式と言います。
不等号とは<、>、≦、≧のことで、a≦とb≧はa以上、b以下を表します。
a<とb>はaより大きい(aは含まない)、b未満(bは含まない)ということです。
等式と同様に、不等号の左側を
左辺、不等号の右側を
右辺と言います。