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平家物語『木曽の最期』の品詞分解(その7:今井四郎只一騎、五十騎ばかりが中へ駆け入り~)

著者名: 走るメロス
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死生は知らず、やにはに敵八騎射落とす。その後、打ち物抜いてあれに馳せ合ひ、これに馳せ合ひ、切つて回るに、面を合はする者ぞなき。分捕りあまたしたりけり。


死生
係助詞
知らラ行四段活用・未然形
ず、打消の助動詞・連用形
やにはに副詞
敵八騎
射落とす。サ行四段活用・終止形
格助詞
後、
打ち物
抜いカ行四段活用・連用形のイ音便
接続助詞
あれ
格助詞
馳せ合ひ、ハ行四段活用・連用形
これ
格助詞
馳せ合ひ、ハ行四段活用・連用形
切つラ行四段活用・連用形の促音便
接続助詞
回るラ行四段活用・連体形
に、接続助詞
格助詞
合はするサ行下二段活用・連体形
係助詞
なき。形容詞・ク活用・連体形
分捕り
あまた副詞
サ行変格活用・連用形
たり完了の助動詞・連用形
けり。過去の助動詞・終止形



「ただ、射取れや。」とて、中に取りこめ、雨の降るやうに射けれども、鎧よければ裏かかず、あき間を射ねば手も負はず。

ただ、副詞
「射取れラ行四段活用・命令形
や。」間投助詞
とて、格助詞
格助詞
取りこめ、マ行下二段活用・連用形
格助詞
降るラ行四段活用・連体形
やうに比況の助動詞・連用形
ヤ行上一段活用・連用形
けれ過去の助動詞・已然形
ども、接続助詞
よけれ形容詞・ク活用・已然形
接続助詞
裏かかカ行四段活用・未然形
ず、打消の助動詞・連用形
あき間
格助詞
ヤ行上一段活用・未然形
打消の助動詞・已然形
接続助詞
係助詞
負はハ行四段活用・未然形
ず。打消の助動詞・終止形


※つづき:「木曾殿は、ただ一騎粟津の松原へ駆けたまふ~」の品詞分解


※現代語訳:「今井四郎只一騎、五十騎ばかりが中へ駆け入り~」の現代語訳


関連テキスト

・平家物語『祇園精舎・冒頭

・平家物語『宇治川の先陣

・平家物語『能登殿最期・壇ノ浦の合戦

・平家物語『忠度の都落ち


著者情報:走るメロスはこんな人

学生時代より古典の魅力に取り憑かれ、社会人になった今でも休日には古典を読み漁ける古典好き。特に1000年以上前の文化や風俗をうかがい知ることができる平安時代文学がお気に入り。作成したテキストの総ページビュー数は1,6億回を超える。好きなフレーズは「頃は二月(にうゎんがつ)」や「月日は百代の過客(くゎかく)にして」といった癖のあるやつ。早稲田大学卒業。
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『教科書 新編国語総合』 教育出版
『教科書 精選国語総合』 三省堂
『教科書 高等学校 国語総合 古典編』 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
『教科書 国語総合』 桐原書店

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