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文法 / 文法 平家物語『能登殿最期』(およそ能登守教経の矢先に〜)の品詞分解
著者名:
走るメロス
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平家物語『能登殿最期』
ここでは、 平家物語『 能登殿最期』の「 およそ能登守教経の矢先にまはる者こそなかりけれ〜」から始まる部分の品詞分解をおこなっています。書籍によっては「壇ノ浦の合戦」と題するものもあるようです。
現代語訳
「およそ能登守教経の矢先に〜」の現代語訳・口語訳と解説
品詞分解
※名詞は省略しています。
およそ | 副詞 |
能登守教経 | ー |
の | 格助詞 |
矢先 | ー |
に | 格助詞 |
まはる | ラ行四段活用・連体形 |
者 | ー |
こそ | 係助詞 |
なかり | 形容詞・ク活用・連用形 |
けれ。 | 過去の助動詞・已然形 |
矢種 | ー |
の | 格助詞 |
ある | ラ行変格活用・連体形 |
ほど | ー |
射尽くし | サ行四段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
今日 | ー |
を | 格助詞 |
最後 | ー |
と | 格助詞 |
や | 係助詞 |
思は | ハ行四段活用・未然形 |
れ | 尊敬の助動詞・連用形 |
けん、 | 過去推量の助動詞・連体形 |
赤地 | ー |
の | 格助詞 |
錦 | ー |
の | 格助詞 |
直垂 | ー |
に、 | 格助詞 |
唐綾縅 | ー |
の | 格助詞 |
鎧 | ー |
着 | カ行上一段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
厳物作り | ー |
の | 格助詞 |
大太刀 | ー |
抜き、 | カ行四段活用・連用形 |
白柄 | ー |
の | 格助詞 |
大長刀 | ー |
の | 格助詞 |
鞘 | ー |
を | 格助詞 |
はづし、 | サ行四段活用・連用形 |
左右 | ー |
に | 格助詞 |
持つ | タ行四段活用・連用形の促音便 |
て | 接続助詞 |
なぎまはり | ラ行四段活用・連用形 |
たまふ | 補助動詞・ハ行四段活用・連体形 |
に、 | 接続助詞 |
面 | ー |
を | 格助詞 |
合はする | サ行下二段活用・連体形 |
者 | ー |
ぞ | 係助詞 |
なき。 | 形容詞・ク活用・連体形 |
多く | 形容詞・ク活用・連用形 |
の | 格助詞 |
者ども | ー |
討た | タ行四段活用・未然形 |
れ | 受身の助動詞・連用形 |
に | 完了の助動詞・連用形 |
けり。 | 過去の助動詞・終止形 |
新中納言、 | ー |
使者 | ー |
を | 格助詞 |
立て | タ行下二段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
「能登殿、 | ー |
いたう | 形容詞・ク活用・連用形のウ音便 |
罪 | ー |
な | 副詞 |
作り | ラ行四段活用・連用形 |
たまひ | 補助動詞・ハ行四段活用・連用形 |
そ。 | 終助詞 |
さりとて | 接続詞 |
よき | 形容詞・ク活用・連体形 |
敵 | ー |
か。」 | 係助詞 |
と | 格助詞 |
のたまひ | ハ行四段活用・連用形 |
けれ | 過去の助動詞・已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
「さては | 接続詞 |
大将軍 | ー |
に | 格助詞 |
組め | マ行四段活用・命令形 |
ごさんなれ。」 | 連語:断定の助動詞「なり」の連用形「に」+係助詞「こそ」+補助動詞「あり」の連体形+推定伝聞の助動詞「なり」の已然形からなる「にこそあるなれ」の変化した形。 |
と | 格助詞 |
心得 | ア行下二段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
打ち物 | ー |
茎短に | 形容動詞・ナリ活用・連用形 |
取つ | ラ行四段活用・連用形の促音便 |
て、 | 接続助詞 |
源氏 | ー |
の | 格助詞 |
船 | ー |
に | 格助詞 |
乗り移り | ラ行四段活用・連用形 |
乗り移り、 | ラ行四段活用・連用形 |
をめき | カ行四段活用・連用形 |
叫ん | バ行四段活用・連用形の撥音便 |
で | 接続助詞 |
攻め | マ行下二段活用・連用形 |
戦ふ。 | ハ行四段活用・終止形 |
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・平家物語『能登殿最期』(およそ能登守教経の矢先に〜)の品詞分解
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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
『教科書 精選古典B』大修館 |
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店 |
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