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蜻蛉日記原文全集「かうなどしゐたるほどに秋は暮れ冬になりぬれば」
著者名:
古典愛好家
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蜻蛉日記
かうなどしゐたるほどに、秋は暮れ、冬になりぬれば
かうなどしゐたるほどに、秋は暮れ、冬になりぬれば、なにごとにあらねど、ことさわがしきここちしてありふる中に、十一月(しもつき)に、雪いとふかくつもりて、いかなるにかありけん、わりなく、身こころうく、人つらく、かなしくおぼゆる日あり。つくづくとながむるに、思ふやう、
ふる雪につもるとしをばよそへつつ きえむごもなき身をぞうらむる
など思ふほどに、つごもりの日、春のなかばにもなりにけり。
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原文
,
藤原道綱母
,
蜻蛉日記
,
長谷川 政春,伊藤 博,今西 裕一郎,吉岡 曠 1989年「新日本古典文学大系 土佐日記 蜻蛉日記 紫式部日記 更級日記」岩波書店
The University of Virginia Library Electronic Text Center and the University of Pittsburgh East Asian Library http://etext.lib.virginia.edu/japanese/
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まとめ
蜻蛉日記 原文全集(上)
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