静夜思(静夜の思ひ)
ここでは、中国の詩人、
李白の詠んだ句「静夜の思ひ」の原文と書き下し文、そして現代語訳を記しています。
この句は五つに並んだ漢字が四つのブロックからなる
五言絶句です。「光(こう)」、「霜(そう)」、「郷(きょう)」が韻を踏んでおり、第三句と第四句が対句になっています。
原文
※左から右に読んでください。
牀 前 看 月 光
疑 是 地 上 霜
挙 頭 望 山 月
低 頭 思 故 郷
書き下し文
牀前月光を看る
疑ふらくは是れ地上の霜かと
頭を挙げて山月を望み
頭を低れて故郷を思ふ
現代語訳(口語訳)
寝床にさしこむ月の光をみて
(あまりにも明るいので)地上に降りた霜かと疑うほどだ
頭を挙げて山に出た月をながめていると
頭が次第に下がってきて、(気づくと)故郷のことを思っている
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『静夜思(静夜の思ひ)』テストで出題されそうな問題