元禄文化
江戸幕府の5台将軍、
徳川綱吉の時代に
京都や大阪(いわゆる上方)を中心に栄えた文化のことを
元禄文化と言います。
浮世草子
「
うきよぞうし」と読みますが、いわゆる当時の小説のことです。浮世草子の作者として
井原西鶴(いはらさいかく)が有名で、彼の作品である
好色一代男、
日本永代蔵、
世間胸算用あたりは覚えておきましょう。
人形浄瑠璃
人形浄瑠璃とは、人形を使った人形劇のことです。
竹本義太夫や
近松門左衛門が人形浄瑠璃の作者として活躍をしました。近松門左衛門の代表作として、
曾根崎心中、
国性爺合戦を覚えておきましょう。
俳諧
俳諧とは、俳句のジャンルと考えてください。俳諧で活躍したのは
松尾芭蕉です。蕉風(しょうふう)と呼ばれる俳諧のスタイルを確立し、門人の曾良と一緒に東北諸国を歩いたときに作った
奥の細道は有名です。
・なつくさや つわものどもが ゆめのあと
・さみだれを あつめてはやし もがみがわ
などの有名な句がたくさん含まれています。
歌舞伎
現在でもエンターテイメントをにぎわせている
歌舞伎が登場したのもこの時期です。大阪の
坂田藤十郎、江戸の
市川団十郎が人気をはくし、いまでもこの名前は受け継がれています。
(初代市川団十郎)