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9_80 文章の読み解き / 文章の読み解き

「故姫君は、十ばかりにて殿に後れ給ひしほど、いみじうものは思ひ知り給へりしぞかし」の現代語訳・品詞分解・敬意の向き

著者名: 走るメロス
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「故姫君は、十ばかりにて殿に後れ給ひしほど、いみじうものは思ひ知り給へりしぞかし」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解

原文

故姫君は、十ばかりにて殿に後れ給ひしほど、いみじうものは思ひ知り給へりしぞかし。


現代語訳・口語訳・意味

亡くなった姫君(尼君の娘・紫の上の母)は、十歳ぐらいで殿(故姫君の父・尼君の夫・紫の上からみれば母方の祖父)に先立たれなさったときには、とても道理を理解していらっしゃったのですよ


品詞分解

単語品詞敬意の向き
故姫君
は、係助詞
ばかり副助詞
にて格助詞
殿
格助詞
後れラ行下二段活用「おくる」の連用形
給ひ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用「たまふ」の連用形尼君→姫君
過去の助動詞「き」の連体形
ほど、
いみじうシク活用の形容詞「いみじ」の連用形「いみじく」のウ音便
もの
係助詞
思ひ知りラ行四段活用「おもひしる」の連用形
給へ尊敬の補助動詞・ハ行四段活用「たまふ」の已然形尼君→姫君
完了の助動詞「り」の連用形
過去の助動詞「き」の連体形
係助詞
かし。終助詞




主な出典

源氏物語「若紫・北山の垣間見」
尼君、髪をかきなでつつ、「けづることをうるさがり給へど、をかしの御髪や。いとはかなうものし給ふこそ、あはれにうしろめたけれ。かばかりになれば、いとかからぬ人もあるものを。故姫君は、十ばかりにて殿に後れ給ひしほど、いみじうものは思ひ知り給へりしぞかし。ただ今、おのれ見捨て奉らば、いかで世におはせむとすらむ。」とて、いみじく泣くを見給ふも、すずろに悲し。
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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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