「今生ひたるぞ交じれる」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解
原文
五年六年のうちに、千年や過ぎにけむ、
かたへはなくなりにけり。
今生ひたるぞ
交じれる。
現代語訳・口語訳・意味
(家を空けていた)5、6年のうちに、1000年が過ぎてしまったのだろうか、(松の)一部分がなくなってしまっていた。(松には)
新しく生えたものがまじっている。
品詞分解
| 単語 | 品詞 |
| 今 | 副詞 |
| 生ひ | ハ行上二段活用「おふ」の連用形 |
| たる | 完了の助動詞「たり」の連体形 |
| ぞ | 係助詞 |
| 交じれ | ラ行四段活用「まじる」の已然形 |
| る。 | 存続の助動詞「り」の連体形 |
主な出典
【土佐日記「帰京」】
さて、池めいてくぼまり、水つける所あり。ほとりに松もありき。五年六年のうちに、千年や過ぎにけむ、かたへはなくなりにけり。今生ひたるぞ交じれる。おほかたのみな荒れにたれば、「あはれ。」とぞ人々言ふ。