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ことば / 単語 古文単語「まじる/交じる/混じる/雑じる」の意味・解説【ラ行四段活用】
著者名:
走るメロス
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まじる/交じる/混じる/雑じる
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「 まじる/交じる/混じる/雑じる」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | まじら |
連用形 | まじり |
終止形 | まじる |
連体形 | まじる |
已然形 | まじれ |
命令形 | まじれ |
■意味1:自動詞
入り交じる、まざる。
[出典]: 帰京 土佐日記
「今生ひたるぞ 交じれる。」
[訳]:(松には)新しく生えたものが まじっている。
■意味2:自動詞
(野山に)
分け入る、入り込む。
[出典]: かぐや姫の生い立ち 竹取物語
「今は昔、竹取の翁といふものありけり。野山に まじりて竹を取りつつ、よろづのことに使ひけり。 」
[訳]:今となっては昔のことですが、竹取の翁という者がいました。野や山に 分け入って竹を取っては、いろいろなことに使っていました。
■意味3:自動詞
交際する、仲間に入る、宮仕えする。
[出典]:一月二十九日 土佐日記
「昔、土佐といひける所に住みける女、この船にまじれりけり。」
[訳]:昔、土佐という所に住んでいた女が、この船の乗員の仲間となっていた。
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紀貫之,
土佐日記,
単語,
竹取物語,
古文単語,
帰京,
かぐや姫の生い立ち,
海賊の恐れ,
解説,
冒頭,
意味,
ラ行四段活用,
まじる,
交じる,
混じる,
雑じる,
一月二十九日,
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
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