「香炉峰の雪いかならむ」の現代語訳・口語訳・意味・品詞分解・敬意の向き
原文
炭櫃に火おこして、
物語などして集まりさぶらうに、「少納言よ。香炉峰の雪
いかならむ。」と
仰せらるれば、御格子
上げさせて、
御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ。
現代語訳・口語訳・意味
囲炉裏に火をおこして、(皆で)話などをして集まってお仕え申し上げていると、(定子様が、)「少納言よ。
香炉峰の雪はどうであろうか。」とおっしゃるので、(私は人に命じて)御格子を上げさせて、御簾を高く上げたところ、(定子様は)お笑いになります。
品詞分解
| 単語 | 品詞 | 敬意の向き |
| 香炉峰 | ー | ー |
| の | 格助詞 | ー |
| 雪 | 名詞 | ー |
| いかなら | ナリ活用の形容動詞「いかなり」の未然形 | ー |
| む。」 | 推量の助動詞「む」の終止形または連体形 | ー |
主な出典
【枕草子「雪のいと高う降りたるを」】
雪のいと高う降りたるを例ならず御格子まゐりて、炭櫃に火おこして、物語などして集まりさぶらうに、「少納言よ。香炉峰の雪いかならむ。」と仰せらるれば、御格子上げさせて、御簾を高く上げたれば、笑はせたまふ。