「うちふす/打ち伏す/打ち臥す」の意味・活用・使用例【サ行四段活用】
このテキストでは、古文単語「
うちふす/打ち伏す/打ち臥す」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
①サ行四段活用
未然形 | うちふさ |
連用形 | うちふし |
終止形 | うちふす |
連体形 | うちふす |
已然形 | うちふせ |
命令形 | うちふせ |
■意味:自動詞
床に寝る、体を横にする。
[出典]:
物語 更級日記
「心も得ず心もとなく思ふ源氏を、一の巻よりして、人も交じらず、几帳の内に
うち伏して、引き出でつつ見る心地、后の位も何にかはせむ。」
[訳]:(ストーリーが)よくわからずにじれったく思っている源氏物語を、一の巻から読み始めて、誰にも邪魔されず、几帳の中に
横になって、(箱のなかから)取り出して見る心地は、后の位も何になろうか、いや何にもならない。