とどこほる/滞る
ラ行四段活用
未然形 | とどこほら |
連用形 | とどこほり |
終止形 | とどこほる |
連体形 | とどこほる |
已然形 | とどこほれ |
命令形 | とどこほれ |
■意味1:自動詞
停滞する、物事が進まない。
[出典]:
世に従はん人は 徒然草
「生住異滅の移り変はる、まことの大事は、猛き河のみなぎり流るるがごとし。しばしも
滞らず、直ちに行ひゆくものなり。」
[訳]:生住異滅が次第に変化することの、本当の重要なことは、勢いが激しい川が満ちあふれて流れるようなものです。(重要なことは、その場に)少しの間も
停滞することなく、すぐに進行するものなのです。
■意味2:自動詞
ためらう、ぐずぐずする。
[出典]:賢木 現実
「何事にかはとどこほり給はむ。」
[訳]:(右大臣は)何をためらっていらっしゃるのか。