「おもひくんず/思ひ屈ず」の意味・活用・使用例【サ行変格活用】
このテキストでは、サ行変格活用の動詞「
おもひくんず/思ひ屈ず」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。
サ行変格活用
未然形 | おもひくんぜ |
連用形 | おもひくんじ |
終止形 | おもひくんず |
連体形 | おもひくんずる |
已然形 | おもひくんずれ |
命令形 | おもひくんぜよ |
■意味:自動詞
気が滅入る、ふさぎ込む、がっかりする。
[出典]:
物語 更級日記
「かくのみ
思ひくんじたるを、心も慰めむと、心苦しがりて...」
[訳]:(私が)このように
ふさぎこんでいるので、心を慰めようと、気の毒に思って...
備考
「
おもひくす/思ひ屈す」、「
おもひくっす/思ひ屈っす」とも。