かくのごとし/斯くの如し
このテキストでは、古文単語「
かくのごとし/斯くの如し」の意味、解説とその使用例を記している。
成り立ち
副詞「かく」、格助詞「の」、そして比況の助動詞「ごとし」の終止形「ごとし」からなる言葉。
連語
■意味
このようだ、この通りである。
[出典]:
今日はそのことをなさんと思へど 徒然草
「煩はしかりつる事はことなくて、易かるべき事はいと心苦し。日々に過ぎ行くさま、かねて思ひつるには似ず。一年の中も
かくの如し。」
[訳]:面倒だと思っていたことが(意外と)容易で、簡単なはずのことは(うまくいかず)とてもつらい。(このようにして)毎日が過ぎていく様は、前もって考えていたこととは異なる。1年の間も
このようである。