「やまおろし/山颪」の意味・活用・使用例【名詞】
このテキストでは、古文単語「
やまおろし/山颪」の意味、解説とその使用例を記している。
名詞
■意味
山から吹き下ろす冷たい風。
[出典]:
百人一首
「憂かりける 人を初瀬の
山おろしよ はげしかれとは 祈らぬものを」
[訳]:(私に)つれなかった人が(私に振り向いてくれるように初瀬の観音様にお参りしましたが)初瀬山から吹き下ろす山おろしよ、お前のように(あの人が私に向けるそっけない態度がよりいっそう)甚だしく(冷淡に)なれとは祈らなかったのになぁ。