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古文単語「さらなり/更なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】

著者名: 走るメロス
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さらなり/更なり

このテキストでは、ナリ活用の形容動詞「さらなり/更なり」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

形容動詞・ナリ活用

未然形さらなら
連用形さらなりさらに
終止形さらなり
連体形さらなる
已然形さらなれ
命令形さらなれ


意味1

当たり前すぎて言うのもおかしい、今更という感じがする

※この用法の場合、「言へばさらなり/言ふもさらなり」の形となる。
[出典]源氏物語 紫式部
「つらつき、まみの薫れるほどなど言へばさらなり。」

[訳]:顔つき、目もとがつややかに美しく見える様子などは言うまでもありません


意味2

言うまでもない、もちろんだ

※1の「言へばさらなり/言ふもさらなり」から「言へば/言ふも」が省略されたもの。
[出典]枕草子 清少納言
「夏は夜。月のころはさらなり...」

[訳]:夏は夜(が良い)。月が出ている頃は言うまでもなく...

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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