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古文単語「なきののしる/泣き罵る/鳴き罵る」の意味・解説【ラ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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なきののしる/泣き罵る/鳴き罵る

このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「なきののしる/泣き罵る/鳴き罵る」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

ラ行四段活用

未然形なきののしら
連用形なきののしり
終止形なきののしる
連体形なきののしる
已然形なきののしれ
命令形なきののしれ


泣き罵る

意味:自動詞

大声で泣く、泣きわめく

[出典]竹取物語
「『我こそ死なめ。』とて、泣きののしること、いと堪へがたげなり。」

[訳]:『私が死のう。』と泣き喚いている様子は、とても堪えられない様子である。


鳴き罵る

意味:自動詞

(鳥や獣などが)
鳴き騒ぐ

[出典]枕草子 清少納言
「犬みつけて追ひければ、廊の間木に逃げいりて、恐ろしう鳴きののしるに...」

[訳]:犬が(隠していた鶏を)見つけて追いかけたので、(鶏が)廊下の長押の上の棚に逃げ込んで、恐ろしく鳴き騒ぐので...

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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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