さりながら/然りながら
このテキストでは、古文単語「
さりながら/然りながら」の意味、解説とその使用例を記している。
接続詞
※ラ行変格活用「さり」の連用形と接続助詞「ながら」が合わさったもの。
■意味
しかし、そうではあるが、しかしながら。
[出典]:世に語り伝ふること
徒然草
「よく知らぬよしして、
さりながら、つまづま合はせて語るそらごとは、おそろしき事なり。」
[訳]:よく知らないふりをして、
しかしながら、つじつまを合わせて口にする嘘は、(騙されやすいので)恐ろしいことです。