多項式の割り算
x²−3x+1を
x+1で割った時の商と余りについて考えてみましょう。
整数同士の割り算を思い出してみてください。
例えば17÷5ですが、次のように計算していましたよね。
多項式の場合もこれと同じように計算すればよいのです。
x²−3x+1を
x+1を次のように並べます。
まず、x+1になにを掛けると、
x²−3x+1の最項次の項
x²に近づくかを考えます。この問題では、x+1にxをかけると
x²−3x+1に近づくので、xを①の位置に起きます。そして①とx+1を掛けたものを②の位置におき、
x²−3x+1 −
②
を行います。
x²−3x+1−②=−4x+1
となりますね。
つづいて、x+1に何をかけると-4x+1に近づくかを考えます。
-4をかければいいですね。-4を③の位置におきます。そしてx+1と-4を掛けたものを④の位置におき、-4x+1-④を行います。
-4x+1−④=5
5は
これ以上x+1では割ることができないので、これが余りとなります。
以上から、商は
xー4、余りが
5です。