多項式の割り算

を

で割った時の商と余りについて考えてみましょう。
整数同士の割り算を思い出してみてください。
例えば17÷5ですが、次のように計算していましたよね。
多項式の場合もこれと同じように計算すればよいのです。

と

を次のように並べます。
まず、x+1になにを掛けると、

の最項次の項

に近づくかを考えます。
この問題ではx+1にxをかけると

に近づきますので、xを①の位置に起きます。そして①とx+1を掛けたものを②の位置におき、

-②を行います。

-②

となりますね。
つづいて、x+1に何をかけると-4x+1に近づくかを考えます。
-4をかければいいですね。ですので、-4を③の位置におきます。そしてx+1と-4を掛けたものを④の位置におき、-4x+1-④を行います。

-②
5は
これ以上x+1では割ることができませんので、これが余りとなります。
そして
x-4が商となります。