基準にする項目が違うと計算方法も変わる
 x%2B3x ^{2} -4y)
を

で割る時、
①xについての多項式とみて計算するのか、それとも②yについての多項式とみて計算するのかで求める答えも変わってきます。
これはどういうことかと言うと、①の場合はxを降べきの順にならべて計算するのに対し、②はyを降べきの順に並べて割り算をするということです。
xについての多項式とみて計算
まずxについての多項式とみて計算してみましょう。xについて降べきの順にしますので
これを

で割ります。すると
このようになり、商はx+3、余りは2x-7となります。
yについての多項式とみて計算
一方でyについての多項式とみて計算するとどうなるでしょうか。yについて降べきの順にしますので
これを

で割ります。すると
このようになり、商はx-4、余りは

となります。
このように、多項式の除法で項が複数ある場合、
何を基準とするかで答えが変わってくることを覚えておきましょう。