「おもひおく/思ひ置く」の意味・活用・使用例【カ行四段活用】
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
おもひおく/思ひ置く」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
カ行四段活用
未然形 | おもひおか |
連用形 | おもひおき |
終止形 | おもひおく |
連体形 | おもひおく |
已然形 | おもひおけ |
命令形 | おもひおけ |
■意味1:他動詞
心に決めておく、思い込む。
[出典]:蜻蛉日記
「不浄のことあるを、出でむと思ひ置きしかど...」
[訳]:生理になったので、(寺を)出ようと心に決めておいたのですが...
■意味2:他動詞
思い残す、気にかける、未練を残す。
[出典]:
忠度の都落ち 平家物語
「浮き世に
思ひおくこと候はず。」
[訳]:現世に
思い残すことはございません。