あらます
このテキストでは、サ行四段活用の動詞「
あらます」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
※名詞「
あらまし」が動詞化したもの。
サ行四段活用
未然形 | あらまさ |
連用形 | あらまし |
終止形 | あらます |
連体形 | あらます |
已然形 | あらませ |
命令形 | あらませ |
■意味:他動詞
期待する、予期する、予測する、思いを巡らす。
[出典]:
あだし野の露消ゆるときなく 徒然草
「夕べの陽に子孫を愛して、さかゆく末を見んまでの命を
あらまし、ひたすら世をむさぼる心のみ深く...」
[訳]:夕日のような(残りわずかな)命の身で子や孫をかわいがり、(彼らが)繁栄してゆく将来を見届けるまでの命を
期待し、ただただこの世の利益や欲望に執着する心だけ強く...