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古文単語「あらます」の意味・解説【サ行四段活用】
著作名: 走るメロス
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あらます

このテキストでは、サ行四段活用の動詞「あらます」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

※名詞「あらまし」が動詞化したもの。
サ行四段活用

未然形あらまさ
連用形あらまし
終止形あらます
連体形あらます
已然形あらませ
命令形あらませ


意味:他動詞

期待する、予期する、予測する、思いを巡らす

[出典]あだし野の露消ゆるときなく 徒然草
「夕べの陽に子孫を愛して、さかゆく末を見んまでの命をあらまし、ひたすら世をむさぼる心のみ深く...」

[訳]:夕日のような(残りわずかな)命の身で子や孫をかわいがり、(彼らが)繁栄してゆく将来を見届けるまでの命を期待し、ただただこの世の利益や欲望に執着する心だけ強く...


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