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ことば / 単語 古文単語「いろこし/色濃し」の意味・解説【形容詞ク活用】
著者名:
走るメロス
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いろこし/色濃し
このテキストでは、ク活用の形容詞「 いろこし/色濃し」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
形容詞・ク活用
未然形 | いろこく | いろこから |
連用形 | いろこく | いろこかり |
終止形 | いろこし | ◯ |
連体形 | いろこき | いろこかる |
已然形 | いろこけれ | ◯ |
命令形 | ◯ | いろこかれ |
■意味1
色が濃い。
※特に衣服の紫や紅の色が濃いことを指す。
[出典]: 木の花は 枕草子
「藤の花は、しなひ長く、 色濃く咲きたる、いとめでたし。」
[訳]:藤の花は、花房がしなやかに長く、 色が濃く咲いているのが、とてもすばらしい。
■意味2
しつこい、情が深い。
[出典]: 花は盛りに 徒然草
「片田舎の人こそ、 色濃く万はもて興ずれ。」
[訳]:田舎者の人に限って、 しつこく何にでも面白がるものだ。
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清少納言,
枕草子,
徒然草,
単語,
形容詞,
ク活用,
古文単語,
兼好法師,
花は盛りに,
木の花は,
解説,
意味,
いろこし,
色濃し,
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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse |
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂 |
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