うちわる/打ち割る
このテキストでは、ラ行四段活用の動詞「
うちわる/打ち割る」の意味、活用、解説とその使用例を記している。
ラ行四段活用
未然形 | うちわら |
連用形 | うちわり |
終止形 | うちわる |
連体形 | うちわる |
已然形 | うちわれ |
命令形 | うちわれ |
■意味:他動詞
叩き割る。
[出典]:
これも仁和寺の法師 徒然草
「とかくすれば、首のまはり欠けて、血垂り、ただ腫れに腫れみちて、息もつまりければ、
打ち割らむとすれど、たやすく割れず。」
[訳]:(抜こうと)あれこれとすると、首の周りは傷ついて、血が垂れ、ひたすら腫れに腫れ、息も詰まってきたので、(足鼎を)
たたき割ろうとするのだが、簡単には割れない。