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古文単語「あだなり/徒なり」の意味・解説【形容動詞ナリ活用】

著者名: 走るメロス
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あだなり/徒なり

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形容動詞・ナリ活用

未然形あだなら
連用形あだなりあだに
終止形あだなり
連体形あだなる
已然形あだなれ
命令形あだなれ


意味1

はかない、ほんの一時的だ

[出典]花は盛りに 徒然草
「逢はでやみにし憂さを思ひ、あだなる契りをかこち...」

[訳]:逢わずに終わってしまった(恋の)辛さを思い、はかない逢瀬を嘆き...


意味2

むだだ、無益だ、いいかげんだ

[出典]:伊勢物語
「思ふかひなき世なりけり年月をあだに契りて我や住まひし。」

[訳]:恋い慕っても無駄な夫婦の仲であったことよ。年月を無駄に夫婦の関係を結んで私は生活してきたのだろうか。


意味3

誠実でない、浮気だ、浮ついている

[出典]:紫式部日記 紫式部
「そのあだになりぬる人の果て、いかでかはよく侍らむ。」

[訳]:その誠実でなくなってしまった人の成れの果ては、どうしてよくありましょうか、いや、よいはずがありません。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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