権力を分散させる理由
権力が1つに集中してしまうと、国のかじとりがうまくいかなくなる可能性があります。
例えば太平洋戦争のときは、軍が政治家をさしおいて国を動かしたために大変な方向に進んでしまいましたよね。
このようなことがないように、国の権力を
立法、
行政、
司法という3つの機関にわけて均衡を保とうとする考え方を
三権分立と言います。
古くはフランスのモンテスキューが、18世紀に著書『
法の精神』で紹介した考え方です。
モンテスキュー
日本の三権分立
日本では、立法は国会が、行政は内閣が、司法は裁判所がそれぞれ単糖しており、権力の分散をはかっています。