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古文単語「つくす/尽くす」の意味・解説【サ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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つくす/尽くす

このテキストでは、サ行四段活用の動詞「つくす/尽くす」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

サ行四段活用

未然形つくさ
連用形つくし
終止形つくす
連体形つくす
已然形つくせ
命令形つくせ


意味1:他動詞

使い果たす、終わりにする、なくす

[出典]:万葉集
「馬の爪い尽くす極み...」

[訳]:馬のひづめを(走り減らして)使い果たすほど遠く...


意味2:他動詞

ある限りを出し尽くす、全部出す

[出典]帰京 土佐日記
「忘れがたく、口惜しきこと多かれど、え尽くさず。」

[訳]:忘れることもできず、残念なことも多いが、(書き)尽くすことはできない。




意味3:他動詞

極める、その極限まで達する

[出典]: 閑居の気味 方丈記
「まして、その数ならぬたぐひ、尽くしてこれを知るべからず」

[訳]:まして、その数にも入らない類の人々の数は、すべてを極めてこれを知ることはできないであろう。

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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