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古文単語「なりはつ/成り果つ」の意味・解説【タ行下二段活用】

著者名: 走るメロス
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なりはつ/成り果つ

このテキストでは、タ行下二段活用の動詞「なりはつ/成り果つ」の意味、活用、解説とその使用例を記している。

タ行下二段活用

未然形なりはて
連用形なりはて
終止形なりはつ
連体形なりはつる
已然形なりはつれ
命令形なりはてよ


意味1:自動詞

(すっかり)〜になってしまう

[出典]道真の左遷 大鏡
「流れゆくわれはみづくとなりはてぬ君しがらみとなりてとどめよ」

[訳]:(太宰府へと)流れていく私は、水の藻屑のような身になってしまいました。我が君よ、どうか(水屑をせき止める)しがらみとなって、私をとどめてください。


意味2:自動詞

完了する、終わる

[出典]:葵 源氏物語
「平らかに事成り果てぬれば...」

[訳]:無事に出産が終わったので...




意味3:自動詞

変わり果てる、落ちぶれ果てる

[出典]:太平記
「つひに乞食のごとくになりはてて...」

[訳]:とうとう乞食のように落ちぶれ果てて...

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ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse
全訳読解古語辞典 第四版 三省堂

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