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古文単語「ときめく」の意味・解説【カ行四段活用】

著者名: 走るメロス
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ときめく/時めく

このテキストでは、カ行四段活用の動詞「ときめく」の意味、活用、解説とその使用例を記しています。

カ行四段活用

未然形ときめか
連用形ときめき
終止形ときめく
連体形ときめく
已然形ときめけ
命令形ときめけ


意味1:自動詞

時代の流れに乗って栄える

[出典]:宇津保物語
「かくあやしき人の、いかでときめきたまふらむ。」

[訳]:このように礼儀からはずれている人が、どうして時代の流れに乗って栄えていらっしゃるのか。


意味2:自動詞

寵愛を受ける、目をかけられる

[出典]桐壷 源氏物語
「いづれの御時にか、女御、更衣あまた候ひ給ひける中に、いとやむごとなき際にはあらぬが、すぐれて時めき給ふありけり。」

[訳]:どの天皇の時代であったでしょうか、女御や更衣がたくさん(天皇に)お仕え申し上げていらっしゃった中に、それほど高貴な身分ではない方で、際だって帝のご寵愛を受けていらっしゃる方がいました。




備考

現代語では「胸がどきどきする」という意味で使われることがあるが、古語ではこのような意味はないので注意。
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全訳読解古語辞典 第四版 三省堂
ベネッセ全訳古語辞典 改訂版 Benesse

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