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文法 / 文法 平家物語『内侍所都入・能登殿最期』(新中納言、「見るべきほどのことは見つ〜)の品詞分解
著者名:
走るメロス
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平家物語『内侍所都入・能登殿最期』
ここでは、平家物語の中の『内侍所都入』の「新中納言、「見るべきほどのことは見つ。今は自害せん」とて〜」から始まる部分の品詞分解を記しています。書籍によっては『能登殿最期』や『壇ノ浦の合戦』の一部としているものもあるようです。
※前回のテキスト: 「今はかうと思はれければ~」の品詞分解
※現代語訳: 平家物語『内侍所都入・能登殿最期』(新中納言、「見るべきほどのことは見つ〜)の現代語訳
品詞分解
※名詞は省略しています。
新中納言、 | ー |
「見る | マ行上一段活用・終止形 |
べき | 当然の助動詞・連体形 |
ほど | ー |
の | 格助詞 |
こと | ー |
は | 係助詞 |
見 | マ行上一段活用・連用形 |
つ。 | 完了の助動詞・終止形 |
今 | ー |
は | 係助詞 |
自害 | ー |
せ | サ行変格活用・未然形 |
ん。」 | 意志の助動詞・終止形 |
とて、 | 格助詞 |
乳母子 | ー |
の | 格助詞 |
伊賀平内左衛門家長 | ー |
を | 格助詞 |
召し | サ行四段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
「いかに、 | 感動詞 |
約束 | ー |
は | 係助詞 |
違ふ | ハ行四段活用・終止形 |
まじき | 打消推量の助動詞・連体形 |
か。」 | 係助詞 |
と | 格助詞 |
のたまへ | ハ行四段活用・已然形 |
ば、 | 接続助詞 |
「子細 | ー |
に | 格助詞 |
や | 係助詞 |
及び | バ行四段活用・連用形 |
候ふ。」 | ハ行四段活用・連体形 |
と | 格助詞 |
中納言 | ー |
に | 格助詞 |
鎧二領 | ー |
着せ | サ行下二段活用「きす」の連用形 |
奉り、 | 補助動詞・ラ行四段活用・連用形 |
我 | 代名詞 |
が | 格助詞 |
身 | ー |
も | 係助詞 |
鎧二領 | ー |
着 | カ行上一段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
手 | ー |
を | 格助詞 |
取り | ラ行四段活用・連用形 |
組ん | マ行四段活用・連用形の撥音便 |
で | 接続助詞 |
海 | ー |
へ | 格助詞 |
ぞ | 係助詞 |
入り | ラ行四段活用・連用形 |
に | 格助詞 |
ける。 | 過去の助動詞・連体形 |
これ | 代名詞 |
を | 格助詞 |
見 | マ行上一段活用・連用形 |
て、 | 接続助詞 |
侍ども | ー |
二十余人、 | ー |
後れ | ラ行下二段活用・連用形 |
奉ら | 補助動詞・ラ行四段活用・未然形 |
じ | 打消意志の助動詞・終止形 |
と、 | 格助詞 |
手 | ー |
に | 格助詞 |
手 | ー |
を | 格助詞 |
取り | ラ行四段活用・連用形 |
組ん | マ行四段活用・連用形の撥音便 |
で、 | 接続助詞 |
一所 | ー |
に | 格助詞 |
沈み | マ行四段活用・連用形 |
けり。 | 過去の助動詞「けり」の終止形 |
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・平家物語『内侍所都入・能登殿最期』(新中納言、「見るべきほどのことは見つ〜)の品詞分解
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『教科書 精選古典B』大修館 |
佐竹昭広、前田金五郎、大野晋 編1990 『岩波古語辞典 補訂版』 岩波書店 |
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