mustとhave toの違い
教科書や参考書ではよく、
「must」=「have to」と載っています。
以下の文章が同じ意味になるように( )を埋めなさい
・I must get up early.
・I( )( )get up early.
答え have to
実際にこのような問題を経験した方も多いかと思います。
日本の英語ではこれは正解です。しかし!実際の英語ではこれらは全く同じというわけではありません。これを知らずに英語を話している人が多いので、ぜひ抑えておきたいところです。
must
動詞の前について、
~しなければならないの意味になります。
Students in Japan must go to school until junior high school.
日本の学生は中学校までは通わなければなりません。
このように、
選択の余地がない~しなければならないことに対してmustは使います。
I must study hard. まじで勉強をしないとやばい!
他には、「税金を払わなきゃいけない」など、
話し手自身がやらなきゃいけない!と感じている場合にmustは使われます。
have to
一方でhave toですが、これもまた
~しなければならないと訳します。
I have to get a haircut because my teacher told me so.
先生に言われたので髪を切らないといけないや。
have toは、主に
外部の事情でやらなければならないことに対して使われます。
I have to do my homework. 宿題やらなきゃ!
宿題を出したのは先生ですから、外部の事情で宿題をやらなきゃいけないことになっていますよね。
先ほどの「先生に言われたから髪を切らなければいけない」や、「明日発表なので資料を作らなければいけない」といった場合に使われます。
実際には
mustよりもhave toの方が柔和な感じがしますので、have toをよく使っている人が多いような気がします。